低価格メガネが生み出したファッションへの影響
JINSやゾフと言えば格安メガネを軸に急成長中の企業です。
私が小中学生の頃なんかはメガネなんて間違いなく高級品でしたね。
安いのでも3万円や4万円は普通。
子供なんかは成長するのを見越してわざと大きめのメガネをしている子も多かったように記憶しています。
それが今じゃレンズも含めて5,000円ポッキリで買えちゃうんですから時代は変わりましたねぇ。
私も試しにJINSのエアフレームなる5000円のメガネを買ってみましたけど、そこそこの品質というイメージでした。
値段を言わなければ2万円と言ってもまずバレないでしょう。
これだけ低価格でメガネが手に入るようになって起こる現象が「複数本持ち」。
手持ちの服の色合いやコードにあわせてメガネをセレクトするという流れが今ファッション業界でも来ているようです。
普段使いは黒やブラウンなどの無難の色を使って、週末にカジュアルに行きたい時は赤やピンクの眼鏡をかけるといった使い方を今の若者は自然とこなしちゃってるんですね!
これはファッション業界の端っこにいる者としてある意味ちょっと衝撃。
この流れに付随するサービスもこれから続々と出てくることでしょう。(定期購入とかね)
あと面白系のメガネも市場では人気みたいね。
PCのブルーライトを軽減したり紫外線をカットしたりするJINSのやつとか。
はたまた眼鏡型ビデオカメラといったユニークなアイテムも存在しているようですねぇ。
参考URL>>http://megane.xii.jp/
今後もこの業界が伸びていくには眼鏡というアイテムを目が悪い人が付けるものではなく、ファッションアイテムの一つとしてカテゴライズする必要があるね。
まあもうどこの企業もやっていると思うけど、老舗の企業は対応しづらいだろうなぁ。
高齢者向けの市場って選択もあるけど、レーシックが進化したりしたら老眼なんてものがそもそもなくなっちゃうかもしれないしリスクは高い。
業界自体がどういった方向に進んでいくのかウォッチするのが楽しみではある!
日本人は細かい物を精密に作るのが得意だから世界市場も狙えるかもね。
モバイルサービスやらソーシャルゲームやらが流行っている世の中だけど日本企業のものづくりでもう一度世界に羽ばたいていく姿がおっさんとしては見たいわけですよ。
でも自分でやるにはちょっと年を取りすぎた。。
たまに母校とかでも話す機会があるので、眼鏡業界はプッシュしていこうと思う。
JINSとかは新卒採用にも力いれているみたいだし。
大学の授業でのケーススタディの題材としても面白いかもね。旧企業と新企業が入り乱れている様は分析しがいがあると思うから。